在宅ワークは会社員よりコミュニケーション力が必要だったという事実

2016-09-01

オフィスに行かないで仕事をするリモートワークや在宅ワークという働き方が注目されています。自宅、または事務所を複数人で共同利用するコワーキングスペース、カフェなど、働く人が仕事をする場所を選ぶことができます。インターネットが普及した今だからできる新しい働き方です。

子育て中のママや家族の介護などで自宅を離れられない人、または都会から離れた地域に住む人にはぴったりです。会社に自分を合わせる「社畜」と呼ばれるような働き方の時代から、自分の在り方を主体とする働き方の時代へと大きくシフトしているように感じます。IT系を中心とした大手企業がこの方式を取り入れていまして、これからリモートワーカーはますます増えていくのではないかと思います。

当社もリモートワークを取り入れていまして、私も事務所で働く会社員の身から在宅ワークに転身し、数か月がたちました。会社員のころに想像していた在宅ワーク像と違ったなと思うこともいろいろありました。また、在宅ワークというもの自体が世の中から誤解されているのではないかと思う場面もありました。それについて書いていこうと思います。

誰にも合わないから、口下手でもコミュ障でも大丈夫でしょう?

独立して在宅フリーランスになりたい、リモートワークをやってみたいという方からご相談を受ける機会が時々あります。「人と話すのがどうも苦手なんだけど、この仕事は一人でできるから大丈夫ですよね。」とおっしゃる方が何人かいらっしゃいました。リモートワークは人と関わらない仕事だと思っていらっしゃるようでした。私の経験はまだ少ないですが、実際に感じていることはそれとはまったく逆でした。仕事をいただけるのは「人」から、なので、人と関わらずにいたら仕事は来ないんじゃないか、と思っています。
私のことを例に出しますと、チームで仕事をしているので毎日顔を合わすことはないけれども仕事仲間がいます。毎日、facebookのメッセンジャーで頻繁に連絡を取り合っています。脱サラしてIT系フリーランスで働いている友人たちにも聞いてみたのですが、仕事仲間やクライアントとのメールの文章や電話での話し方は、営業をしていた会社員時代よりも気を遣っていて、人間関係は前よりも重要になったと言っていました。
職場ならば仕事仲間が同じフロアにいて顔を合わせることができるので、細かな確認が簡単にできます。また、自分が何かミスをしそうなことを気付かずにいた時、上司や仲間が見つけて怒られる指摘をもらえることもあります。
一方、リモートワークではそういう機会はぐっと少なくなります。文章や限られた時間の電話のやりとりだけで仕事の内容を把握する必要があります。まず相手の考えや求めていることを理解し、分からないことは遠慮せず質問し、もし自分にできないことがあればそれも伝えなければなりません。ここで誤解があると仕事のミスや遅れにつながってしまいます。

つまり、リモートワークではコミュニケーションスキルと人間関係がとても重要ということになりますね。私もこの二つが完全にできているわけではありませんが、トライアンドエラーを繰り返しながら身につけているところです。

リモートワークは孤独で寂しいんじゃない?

これは私がかつて感じていたリモートワークのイメージです。一人で黙々とPCに向かっていて外に一歩も出ないでいるディズニー映画のお姫様的(PCの前にいるお姫様はいないけど)な、または、困ったことが起きても誰も助けてくれないから全部自分で背負うんだという一匹狼的(狼というより迷える羊かも)な仕事だと思っていました。

実際には、社内の定例勉強会や社外のIT系勉強会や新ソフトの発表会に参加したり、お客様との打ち合わせに行く川北代表に同行させていただいたりしているので、外に出ていろんな人に会う機会があります。これに比べれば会社員時代の方が外に出ない仕事だったように思います。事務所のPCの前に一日中ずっといたので、外の天気を知らないくらいでした。
また、困ったことがあればチームの仲間にメッセンジャーで連絡すると気がついた誰かからレスポンスが来て助けてもらえます。一人で抱え込んでしまうと仕事が遅れてチーム全体に影響してしまうこともあります。脳内会議をしがちな私には「あなたは困ったら一人で考えず、まず聞いて」という川北代表から鬼の指導アドバイスをいただいています。

多様な働き方がこれからますます増えていき、人が個性的に生きられるおもしろい時代になっていくのではないかと私は感じています。リモートワークの普及はその先駆けだと思います。

在宅ワークで活躍するために

カテゴリー:「無名」スタッフの心得帳