覚えておくと便利!「今見ているページだけ」キャッシュを消す方法

2020-10-30

「更新したはずのブログが表示されていない!」
「修正した文章が直っていない、画像を替えたのに古い画像のまま…」

そんなとき、あなたはどうしていますか??

この場合、試してみて欲しいのが「再読み込み」(下図丸い矢印マーク)です。

再読み込みマーク

この再読み込みマークを何度押しても更新されない!!
それは「キャッシュ」が残っているからです。

  • 「キャッシュ」とは…?
    パソコンやスマホは、一度見たWebページのデータを保存して、2回目以降はそのデータを読み込んで表示しています。そのためページの表示が速かったりと、様々な恩恵を受けています。そのデータのことを「キャッシュ」といいます。
    キャッシュを更新しないままページを開いた場合、更新や修正の前の状態のキャッシュを読んでページを表示しているため、「更新したはずのブログがきちんと表示されない」「修正した箇所が直っていない」といった問題が起こってくる場合があるので、Webページの更新や修正を行った後は、「キャッシュを消してから再びWebデータを読み込む」という作業が必要になります

キャッシュを消す一般的な方法としては、ブラウザの[設定]から[閲覧履歴データの削除]を選択して削除できます。ところが、この方法でPCやスマホに入っているキャッシュを全て削除してしまうと、残しておきたかった履歴が消えてしまったり、ページの読み込みが遅くなってしまったりと厄介な点も出てくるのです。

そこで今回は、今見ているそのページだけ、簡単にキャッシュなしで再読み込みする方法」をご紹介します!!
少し難しいですが、覚えておくととても便利な機能です!

今見ているそのページだけ、簡単にキャッシュを消して読み込むには?

PCやスマホに残っている全てのキャッシュを消すのではなく、今見ているページだけ、キャッシュを消して読み込む方法は次の通りです。
※ブラウザはGoogle Chromeで説明しますが、Microsoft Edgeでも手順は同様です。

  1. ブラウザで再読み込みしたいページを表示します。
  2. 次のキーを押して、「デベロッパーツール」を開きます。
    Windows:[F12]キー(ノートPCの場合は [Fn] + [F12]
    Mac:[Command] + [Option] + [I]
    または、画面右上にある[Google Chromeの設定]から[その他のツール][デベロッパーツール]を選択します(下図参照)。
Chromeデベロッパーツールの出し方
クリックして拡大

左上の再読み込みマークの上で右クリック→[キャッシュの消去とハード再読み込み]を選択します。
これで、キャッシュ全部ではなく今見ているページだけキャッシュを消して再読み込みできます!

キャッシュの消去とハード再読み込み

 

設定しておくと便利!常にキャッシュを削除して再読み込みする方法

次の設定をしておけば、上記のようにいちいち右クリックをしなくても、再読み込みマークや[F5]キーを押しただけで、キャッシュなしで読み込むことができます。※ただし、デベロッパーツールを開いている間のみ有効です。

  1. 上記と同様にデベロッパーツールを開きます。
    Windows:[F12]キー(ノートPCの場合は [Fn] + [F12]
    Mac:[Command] + [Option] + [I]
  2. [Network]タブをクリックします。(下図赤枠参照)
  3. [Disable cache](キャッシュを無効にする)にチェックを入れます。
  4. 再読み込みボタン、または[F5]キー(ノートPCの場合は[Fn][F5])を押します。
  5. 右側にある×マークを押して、デベロッパーツールを閉じます。
キャッシュ無効
クリックで拡大

いかがだったでしょうか?
キャッシュのおかげでWebページの読み込みが速かったり、メリットをもたらす存在ですが、ページの更新が表示されなかったりと不便な場合もあるので注意が必要です。

Webページがうまく表示されない、更新されていない、ということが起こったら、ぜひこの方法を試してみてください!

参考:【窓の杜】Chromeには3種類の“再読み込み”があるって知ってた? Webページ上の画像などを最新の状態にするテク

カテゴリー:技術ブログ

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