なぜ中小企業もホームページ全体のHTTPS化(常時SSL)が必要なの?

2018-06-15

HTTPSが必要な理由

こんにちは。WEBコンサルタントYです。以前、「お問合せフォームなどSSL非対応のページで文字を入力しようとすると「保護されていない通信」と赤色で表示されてしまうようになりますよ!」という記事を書かせていただきました。

では、お問合せフォームなどサイト訪問者が情報を入力するページがHTTPS化(常時SSL)してあれば問題ないのだね!と解釈されてしまうと問題があります。そこで今回は、なぜホームページ全体のHTTPS化(常時SSL)が必要なのか解説してみたいと思います。

全ページHTTPS化が必要と言われるようになったきっかけ

少し昔のニュースになりますが、以下のような事件があり世間を騒がせました。

2013年6月エドワード・スノーデンによって、NSA(米国国家安全保障局)とCGHQ(英国政府通信本部)による国家レベルの広範囲な盗聴行為が明らかになりました。スノーデンが公開した資料には、これらの組織が通信キャリアと協力し、データセンター内やインターネットバックボーンに盗聴や改ざんの仕掛けを設置したことが記されていました。

今なぜHTTPS化なのか?インターネットの信頼性のために、技術者が知っておきたいTLSの歴史と技術背景より引用

上の事件により、ホームページは全ページ盗聴や改ざんの危険にさらされていることがが明るみになりました。しかし、HTTPS化してあるページであれば、攻撃を防げることが判明しました。そこで、この事件をきっかけにインターネット業界では暗号化を前提とした技術の開発と導入が全面的に進められることになりました。

平成29年の三重県警への不正アクセス・コンピュータウイルスに関する相談件数は144件だったそうですが、こういったサイバー犯罪を防ぐための手段の1つとしてもHTTPS対応の必要性は高まっています。
参照元 三重県県警 平成29年のサイバー犯罪の検挙及び相談状況について

HTTPS対応サイトは検索エンジンから高評価を受ける

2014年8月7日 Googleの公式ブログで「HTTPSをランキングシグナルに使用します」と公式に発表しました。
参照元 Google「HTTPSをランキングシグナルに使用します」

簡単に言えば「HTTPS対応してあるページの方が検索順位が上がりやすくなりますよということです。HTTPS対応してあるページの方が、ユーザーが安心して使える環境になってきたので、当然と言えば当然の判断ですね。

良いコンテンツを提供していても、検索結果に表示されなくてはホームページの効果を出し切ることはできません。良い記事を書くだけでなく、安全なページを提供することが大切なのです。

HTTPSサイトはレスポンス速度が速くなる

専門的な話になってしまいますが、従来のHTTP/1.1で直面していたパフォーマンスの悪さを解決するため、次世代プロトコル「HTTP/2(エイチティーティーピーツー)」が登場しました。しかし、「HTTP/2はHTTPS(暗号化通信)だけを対応する」と多くのWEBブラウザベンダーが表明しており、HTMLサイトではその恩恵にあずかることができません。

HTTPSにするとレスポンスが遅くなるという説が流れた時期もありましたが、今はHTTPSサイトの方が有利な時代となりました。

将来的には非HTTPSサイトは使えない技術がでてくる

GoogleはHTTPサイトを安全でないと警告を表示すると発表したり、検索順位で不利にすると発表しています。この警告だけでなく、ユーザーのプライバシーに関連する情報を扱うAPI(ホームページとFacebookとの連携などに使われています)はHTTPSサイトのみで使用可能となるように、ブラウザの機能に制限をかける計画もあるそうです。

ホームページとSNSを連携することによって、多くの集客に成功しているサイトが存在しますが、そういったサイトが非SSLではビジネスモデル自体が崩壊してしまう可能性が出てきているのが現状です。

まとめ

ここまでホームページ全体のHTTPS化(常時SSL)が必要な理由を述べてみましたがいかがでしたでしょうか?自社のホームページを守るためにも、サイトへアクセスしてくれたユーザーを守るためにも、常時SSLが欠かせない時代となってきました。

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