第3話 「社長に一言物申す!」

2018-07-23

わが社のリ・ブランディング実録

~へっぽこディレクター2人の成長物語~

Eプレブログ第3話

今回は社内で「狂犬」とも「見くびると突然嚙みつく」とも評されている辛口Y氏こと、私の自己紹介です。このブログ(→わが社のリ・ブランディング実録第1話第2話)の担当者でもあります。

「狂犬」と評されるワケ

なぜそんなヒドい言い方をされているかというと・・・私が社長にむかって
「その事業、本当に必要なんですか?」
とか、
「会社の組織力が弱い」
とか、
ヒドイ時には
「よその社長が分かっていないというけど、(うちの)社長も同じですよ」
とか、
ふつう「それは言ってはいけない」ということまで歯に衣きせずに言ってしまうからでしょう。

(某政治ネタ討論番組の“おばさん教授”ばりの発言してますが、世間一般では“癒し系”で通っているのでご安心ください。ホントに)

私がなぜここまで社長に辛口発言してしまうか?

その理由を紐解くには私の経歴まで遡らなければなりません。

私の前職はマーケティングリサーチ会社。
具体的には、様々な業種の市場動向や経営戦略について調査し、それらをレポートとしてまとめる・・・といった、シンクタンクに近いようなお仕事でした。
シンクタンクと異なるのは、あちらは公的機関が発行するマクロ統計(「人口動態」など)をもとにしているのに対し、私たちは徹底した企業へのヒアリング調査をもとに分析・評価していたことです。

ですから1か月の約半分は取材のために全国へ出張に飛び回るような生活を送っておりました。取材件数は電話取材も合わせると1年間に100社近くにのぼったでしょうか。
しかも製造、ITを中心にありとあらゆる業種をターゲットとし、企業規模は大小様々、取材相手も企画担当者から経営トップまでいろいろでした。
インタビューも綿密に下調べしたうえで、普通は聞き出せないような“生々しい声”、つまり「会社の本質」を見極めることに血道を上げていましたね。
そんな数々の企業を見てきたからこそ、「うまくいく会社」に共通することが見えてきたのです。

「うまくいく会社」に共通すること

その中でも大切なことは、社長の事業にかける想いが“儲け主義”ではなく、

「社会に役立つ(=価値ある)もの与えたい」

かどうか?ということでした。
自分本位ではなく、“お客様ファースト”の観点があるかどうか、ということですね。

経営者の皆さまは、当然、そんなことは十分に理解していらっしゃることでしょう。
しかし、それらを十分に言語化できているか?うまく表現できて(伝えられて)いるか?というと自信がないという方が多いのでないでしょうか?

想いがうまく表現できない理由

なぜ出来ないかというと、自分のことは自分が一番分からないように、会社の本質(=強み)も当事者が見たものと、第三者から見たものは違うことが多いからです。
または日々の仕事に追われて、自分や会社のことを深く見つめたり、言語化する余裕がないという切実な問題もあるかもしれません。

しかし、社長の想いをきちんと言語化することは、お客様に対しても、そして社員に対しても大変重要な意味をもっています。
「こんな価値を与えたい、社会の役に立ちたい」というビジョンが、人を動かします。
さらに欲を言えば、その与えたい“価値”が社長自身の生い立ちや人生哲学を背景にしていると、いっそう説得力が増します。

私はマーケティングリサーチの経験を通じて、社長の想いを聞くこと、その背景である生い立ちや人生哲学まで明らかにし、会社の本質を見出すことに絶対的な自信を培ってきました。
そして御社の強みと強みをつなぎあわせて、「会社のストーリー(=ブランド)を紡ぐ者」になりたいと願っています。

さて、長くなりましたが冒頭の話に戻って・・・

うちの社長でもやはり自分が見えなくなっているような時期が多少ありました。
社長は私の失礼きわまりない発言に対して怒るわけでもなく、認めてくださいます。
それはもちろん全て社長の広い、広いお心のおかげではありますが、内心「こいつ!」と思いながらも私が干されたりしないのは、社長が「会社のために言ってくれている」「こういう無茶を言ってくれるのは他にいない」ということが分かっているからなのではないか?と勝手に解釈しております。

あんな発言したら普通、即アウト
ですけどね(とくに大企業では)

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